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【30代からお金の勉強】国債の価格は金利と関係あるのか

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国債と金利

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国債と金利に関係性はあるのか、今回の記事で考えてみたいと思います。

 

国債(こくさい)とは

 

国債とは「国庫債券」の略で、国が発行する借金の証書です。
お金を貸したら「貸しましたよ!」「借りましたよ!」とお互いに証明する書類がないといけません。
 
その証明する書類が国債という借用証書です。
※証書とは・・・事実を証明する文章
 

メモ

ちなみに会社が発行するのが社債

地方自治体が発行するのが地方債

アメリカが発行するのは米国債

日本が発行するのは日本国債

 
 
 

どこで買えるのか

 

証券会社や銀行から購入することができます。
国から直接は買うことはできません
 
個人向け国債
 
国債は主に銀行や証券会社、保険会社などが大量に購入し保有しますが、そこから個人も買うことができます。
 
個人向け国債というものです。
個人向け国債
 
 
 

金利とは

 
貸したお金につける利息の割合のこと
貸したお金がちゃんと返ってくる確率が高ければ金利は低くなります。
反対に返ってくる確立が低ければ金利は高くなります。
 
つまり、お金貸して損するかもしれない可能性で金利は変わります
 
たとえばいつもちゃんと返してくれる人なら安心して貸せます。
信用があるので低い金利で貸してもいいでしょう。
 
反対に何度も返済が滞っている人は信用できません。
もう貸さないか、また返ってこないリスクも考えて高い金利で貸します。
 
これは基本的に国も企業も個人も同じ考えです。
 
お金を貸すというコストとリスクをお金に換算して支払ってもらいます。
 
 
 

現在価値と金利の関係

 

いまもらう100万円と1年後にもらう100万円の価値は同じでしょうか?
正解は「いまもらう100万円」の方が価値が高いです。
 
なぜなら100万円を金利10%で運用すれば、1年後に110万になっています。
この110万を「将来価値」といいます。
いまの100万を「現在価値」といいます。
 
これは計算でいつでも現在と将来の価値がわかります。

将来価値の計算

将来価値=現在価値×(1+金利)
110万=100万×(1+0.1)※金利10%
120万=100万×(1+0.2)※金利20%
金利が高ければ高いほど将来価値は大きくなります。

将来価値

 

 

現在価値の計算

金利10%運用して1年後に100万もらうお金の現在価値
現在価値=将来価値÷(1+金利)
909,090円=100万÷(1+0.1)※金利10%
いま909,090円を金利10%で運用すれば、1年後に100万になっているという計算です。
 
金利20%運用して1年後に100万もらうお金の現在価値
現在価値=将来価値÷(1+金利)
833,333円=100万÷(1+0.2)※金利20%
 
金利が低ければ低いほど現在価値は大きくなります

現在価値

 

 

 

 

国債と金利の関係

金利と国債

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国債は、国にお金を貸して利息をつけて返済してくれます。
お金を貸す行為には金利がつきますので、ここでは国債と金利の関係を見てみましょう。
 
かんたんに説明するために元本10万円、毎年1万円の配当、3年後に元本返済で考えます。
パターン1
元本:10万円
毎年:1万円の配当(固定金利10%)
期間:3年
将来価値の計算
 
 
現在価値にしてみる
1年目:配当1万円÷1.1=9091
2年目:配当1万円÷1.1÷1.1=8,265 ※2年分は1.1で2回割り返す
3年目:配当1万円÷1.1÷1.1÷1.1=7,513
元本10万円÷1.1÷1.1÷1.1=75,131
現在価値=合計100,000になる
なぜなら最初に10万円を貸したから。
 
現在価値は10万円
 
 
 
 
もし同じ条件で世の中の金利が20%に上がったとしたら
現在価値は78,934となります。
1年目:配当1万円÷1.2=8,333
2年目:配当1万円÷1.2÷1.2=6,944 ※2年分は1.2で2回割り返す
3年目:配当1万円÷1.2÷1.2÷1.2=5,787
元本10万円÷1.2÷1.2÷1.2=57,870
 
現在価値は下がる
 
このままだと配当1万円の国債は誰も買いません。
なぜなら定期預金で10万円預ければ金利20%で利息が2万円もらえるからです。
そうすると国債も販売価格を割り引いて、実質の金利が定期預金と変わらないようにします。

メモ

つまり金利が上がると国債価格は下がるということです。

反対に金利が下がると国債価格は上がるということです。

 
もし同じ条件で途中で金利だけが1%になったとしたら
現在価値は126,466となります。
1年目:配当1万円÷1.01=9,900
2年目:配当1万円÷1.01÷1.01=9,802 ※2年分は1.01で2回割り返す
3年目:配当1万円÷1.01÷1.01÷1.01=9,705
元本10万円÷1.01÷1.01÷1.01=97,059
 
現在価値は上昇
 
このままだと配当1万円の、この国債が大人気商品になり価格が上がります。
なぜなら定期預金で10万円預けても金利1%で利息が1000円しかもらえないからです。
 
購入時より価格が上がった国債は、証券会社などに売却すれば利益が出ます。
 

おわりに

国債と金利の関係

  • 金利が上がると国債価格は下がる
  • 金利が下がると国債価格は上がる

 

現在価値と将来価値と金利の関係

  • 金利が高ければ高いほど将来価値は大きくなります。
  • 金利が低ければ低いほど現在価値は大きくなります

 

国債の価格と金利は連動しているのがよくわかりました。
お互いが関係しあって値動きが起こるので、どちらにも影響があるということです。
このバランスをしっかり確認していきましょう。

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