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【30代からお金の勉強】インフレとデフレの意味

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インフレとデフレ

stevepb / Pixabay

 

日本経済は長いデフレ状態からなかなか抜け出せないでいます。

日銀は2%のインフレを目標に金融政策を打ち出していますが届かないままです。

 

そもそも「インフレ」や「デフレ」とはどのような状態のことをでしょうか。

今回の記事では「インフレとデフレの意味」を考えてみましょう。

 

 

インフレとは

正しくは”インフレーション”と呼ばれる
モノの価値が上がりお金の価値が下がる現象のこと
※モノの価値=物価と呼びます
 
インフレーション
 

インフレになる原因

  • 買いたい人がたくさんいるけど売るものが少ない
  • モノを作るコストが上がってモノ自体の値段が上がる
原因はこの2つ。
 

買いたい人がたくさんいるけど売るものが少ないの例

 
あの人より「お金いっぱい出すよ~!」っていう人がいれば、モノの値段は上がります。
高くても売れるから=値段(価値)はどんどんあがっていきます。
 
都心のマンションを例にみてみましょう。
 
インフレの例
 
インフレのマンション
 
都心のマンションはオリンピックが近づけば売却して高く売れるということで、欲しい人がたくさん集まりました。
しかし売れるマンションの戸数は限られています。
欲しい人全員分のマンションはないので、高くてもいいから買う人が殺到して値段どんどん上がりました。
 
 
たとえば、りんごでも同じです。
 
1個100円で買えたりんごが、人気が出て1個200円になることもあります。
 

メモ

りんごは同じモノだけど、200円出さないと買えなくなった・・・
「俺も食べたいから500円出すよ!」
「おれは1000円出すよ!」
みんなが買うからりんごの在庫も少なくなったし、高くしても売れるから値段を上げる
 
りんごの味は変わっていないけど、みんなが食べたいから値段があがる。わかりますか?
 
つまりりんごの価値が上がって、お金の価値が下がったということ。
 
あと、身近なことだとスーパーであること。
台風被害や雨が降らないなどの天候不順で、野菜の取れる数が少なくなり値段が高くなっていることありますよね。
 
あれもインフレです。
瞬間的な野菜インフレはスーパーに通ってると出くわすことあります。
 
 

モノを作るコストが上がってモノ自体の値段が上がる

インフレのパソコン

377053 / Pixabay

ポイント

1台10万円で作れる人気のパソコンがあるとします。
部品Aは海外から1つ1万円で仕入れています。
為替の影響で部品Aが1つ2万円(+1万の値上がり)で仕入れることになってしまいました。
すると1台10万円で作れたパソコンが、部品Aの値上がり(+1万)で11万円で作ることになります。
今まで10万円で買っていた人たちも、今後は11万円で買うことになります。
 
つまりパソコンの値段(価値)が上がってお金の価値が下がったことになります。
 
 

デフレとは

正しくは”デフレーション”と呼ばれる
モノの価値が下がりお金の価値が上がる現象のこと
※モノの価値=物価と呼びます
デフレーション
 
需要に比べて供給が多い状態。

ポイント

つまりモノがあふれているけど別に欲しくない・・・
「安くするから買ってよー」
さらに物価が下がる。
モノが売れないと企業の利益も減り給料も減る
すると消費意欲も下がり、どんどん経済が小さくなっていくデフレーションが起こる。

 
 

なぜインフレは起こるのか?

 
みんながどんどん買ってモノが少なくなるからです。
 
モノの値段が今後上がるかもしれないと思えば、早く買おうとしますよね。
売れればモノが少なくなるので、欲しい人が多ければ値段が上がります。
みんなが買えば買うほどインフレが起こるという流れです。
 
1973年(昭和48年)の日本で実際に起きたインフレがあります。
トイレットペーパーが2倍3倍の値段であっという間にスーパーから姿を消したことがあったんです。
オイルショックという石油の供給に制限がかかるタイミングで「紙の節約」を国が呼びかけました。
 
すると世間では「紙が無くなる!」という噂がかけめぐり、あっとういう間にトイレットペーパーは売り切れました。
つまり「紙が無くなるかもしれない」という消費者の心理が大きな原因になることもあるのです。
 
 
デフレは逆にみんながモノを買わなくなるからです
 
モノの値段がもっと下がるなら買い控えますね。
しかもモノがあふれて欲しいものがなければ買わないですよね。
ここでも消費者の心理が働いてデフレに向かっていきます
 
モノを買わない状態が続くと、どんどんモノの値段は下がっていき企業の利益も減り給料も下がります。
このようなモノの値段が下がるだけではなく、マイナスの出来事が連鎖する状態をデフレスパイラルと呼んだりします。
 
そんなデフレの中でも良いものを安く提供したユニクロは成功して、いまや世界ブランドになりました。
 

インフレ・デフレのポイント

  • 1人1人の消費行動が世の中を動かしています
 
 

インフレ・デフレをコントロールするには

 
世の中にお金をじゃぶじゃぶ増やせばインフレになり、
逆にお金を少なくすればインフレは収まりデフレの方向へ進みます
 

コントロールの方法

  • 減税すると支払う税金が少なくなりお金が余る
  • 金利を下げるとお金を借りやすくなりお金がでまわる
  • 公共事業をたくさんやればお金をどんどん使うことになる
  • NISAなど税金控除されるメリットを使って投資してもらう
 
インフレを抑えるなら逆に増税したり金利を引き上げたりします
 
お金を世の中に回すことを金融緩和といい、お金の回りを抑えることを金融引締めと呼んだりします。
 
現在の日本はデフレなので金融緩和をしてお金を世の中に回しているのですが、
(金利を下げてお金を借りやすくして景気を刺激しようとする作戦)
 
モノの値段がどんどん下がるなか、お金を借りて買おうとしますか?
そもそも貯蓄志向の高い日本では、なおさらお金を使わない傾向に向かっています。
 
心理的に買い控えが続き効果は薄いようです。
 
 

インフレかデフレかどうやってわかるのか

 
消費者物価指数(CPI)をみることで、いまの日本はインフレなのかデフレなのか1つの目安になります。
 

かんたんな指標の見方

・前年比がプラスならインフレ
・前年比がマイナスならデフレ
 
2015年〜2017年は、毎年インフレとデフレを繰り返しているのがわかります。
2018年3月からは、毎月インフレの方向に向かっていることがわかります。
しかし、2%までは遠いようです・・・
 
 

デフレのときは普通預金に預けとくといい?

 

デフレ時にはほっておいてもお金の価値が上がります
なぜならモノの価値がどんどん下がるので、持っているお金は勝手に価値が上がっていくのです。
たとえば、いま10000円で買えるものが来年8000円になれば
手元のお金は10000円で変わりませんが、お金の価値は20%も上がったことになります!
お金って不思議ですね。
 
逆にインフレ時はほっておいたら20%下がるので、その分は運用して稼がなければ損してしまいます。
 
 

おわりに

 
デフレとインフレどちらの状態がいいのかというと、インフレ状態がいいと思います。
なぜかというと経済は右肩上がりに成長していくと世の中は豊かになるはずだからです。
ただし急激にインフレになるのは問題なので、ゆるやかに成長していくのが正しい方向なのかと思います。

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