どんな生活をしたいのか
vol.2でお話しした「どんな家に住みたいのか?」が大切になってきます。
たとえば、自分の理想の家があって自分で好きなだけ家を改造したいとなると
中古の戸建てを買って自由にリフォームすると良いでしょう。
マンションでは規約があり家の中でもマンション全体の共有物があるため
自由にリフォームはできませんから。
たとえば、通勤電車に乗る時間がもったいないから
できるだけ会社の近くに住みたい。しかも会社は銀座。
そして若いうちは東京都心、渋谷あたりで刺激のある生活をしたい。
そしたら銀座と渋谷の間をとって青山か六本木あたりに住みたいな。
となれば、購入という選択肢はなくなり賃貸になるでしょう。
そうやって「どんな家に住みたいのか?」を具体的にイメージ出来れば、
購入するのか、今はまだ賃貸で良いのかが見えてきます。
一生払い続けられるか
購入も賃貸も支払う総額を計算するとあまり変わらないそうです。
ですが、持ち家の購入派は、一括購入はもちろん住宅ローンを払い終えれば自分の資産になります。
戸建は壊れた箇所の修繕費、マンションは管理費修繕積立金が発生するとはいえ自分の持ち家です。
しかし賃貸派は一生、家賃を払い続けなければなりません。
いまの20代〜30代は将来、年金だけで生活することは難しいでしょう。
受給年齢の引き上げや、年金受給額の減額で仕事をしながら年金も受け取って生活をするのではないでしょうか。
仕事ができない状況になった場合を考えたら、年金だけで家賃を払いその他の生活費まで足りるでしょうか。
十分な貯蓄ができていれば問題はありません。
ここのところも購入か賃貸かの判断に大切なところです。
安心感と自由度
安心感と自由度という観点からも購入か賃貸かを考えられます。
安心感が高いのは購入派です。
やはり最終的に自分の資産になるという安心感は賃貸にはない最大のメリットです。
そして何かあったら購入した持ち家は賃貸に出すことができます。
急な転勤や子供の成長に合わせて一時期だけ広いマンションに引っ越す時に
手放さずに貸すことができます。
家賃収入で住宅ローンを返せば負担もなく持ち家を維持することができます。
自由度が高いのは賃貸派です。
ライフスタイルに合わせて住む場所を比較的かんたんに変えられるというのが、
賃貸派の最大のメリットだと思います。
購入や売却という時間もお金も掛かるデメリットがありません。
好きな時に好きなタイミングで好きな街に引っ越すことができます。
近隣住民や地域と合わなければすぐに住むところを変えられます。
最近ではフリーレント物件や敷金礼金なしの物件も増えてきました。
より自由に住むところを変えられる時代になりましたね。
おわりに
賃貸→賃貸→賃貸・・・
購入→売却→賃貸・・・
購入→ずっと住み続ける・・・
10人居たら10通りのライフスタイルがあります。
答えはあなたの中にあります。
それが今回の正解です。