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ニュースから流れてくる「第一四半期の実質GDPが前年比1.5%に伸び、3年ぶりの高水準になりました」

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わからん

そもそもGDPってなに?って感じ
今回の記事は「GDPとは?名目GDPと実質GDPのちがいは?」ということをご紹介します。
GDPとは
Gross domestic productの頭文字をとった略称です。
日本語で「国内総生産」と呼びます。
ある一定期間に国内で生み出された付加価値の総額をあらわします。
りんごを例に見てみましょう。
りんごの流れ
- 農家さんは100円で仲卸業者に売りました。
- ⇩
- 仲卸業者は120円でスーパーに売りました。
- ⇩
- スーパーは150円で消費者に売りました。

仲卸業者は100円で仕入れて120円で売ったので20円のもうけです
スーパーは120円で仕入れて150円で売ったので30円のもうけです
20円+30円=50円
このもうけの合計がGDPのことです
名目GDPと実質GDPとは
メモ
名目GDP・・・物価の変動を含めた総額
実質GDP・・・物価の変動は含めない総額
りんごを例に見てみましょう
1年目のGDP
1年目は100円のりんごが100個売れました
⇩
100円×100個=10,000円
⇩
1年目は名目GDPも実質GDPも同じ10,000円です。
2年目のGDP
2年目は物価が上がり150円のりんごが人気で120個売れました
⇩
150円×120個=18,000円・・・名目GDP
⇩
物価の値上がり分50円を含まないで計算すると
⇩
100円×120個=12,000円・・・実質GDP

なぜ名目と実質でわけるのか
経済の成長性を確認するためです。
つまりインフレなのかデフレなのかわかります。
名目GDPと実質GDPの数値を使って「GDPデフレーター」と呼ばれる指標で確認できます。
GDPデフレーター
- 名目GDP(18,000円)÷実質GDP(12,000円)=GDPデフレーター(1.5)
- 1より大きければインフレ
- 1より小さければデフレ

おわりに
GDPとは・・・ある一定期間に国内で生み出された付加価値の総額
名目GDP・・・物価の変動を含めた総額
実質GDP・・・物価の変動は含めない総額
GDPって経済の成長性を知るのに大切な指数になります。
インフレに向かっているのかデフレのままなのか、GDPをチェックしましょう♪